エイチマンのブログ

トライアンドエラーそしてサクセス

あなたが「売っているもの」は何か?

私は駄菓子を買うのが好きだ。30過ぎた男が子供達に混じってお菓子屋さんで駄菓子を買うのは完全に浮いているが、気にしない。

 

私が駄菓子を買う理由は美味しいのは当然にして、単価が低い為、いろいろな味のお菓子を一度にたくさん楽しめるからだ。子供の頃に食べたものは妙に頭に残っていて更に美味しく感じる。

 

駄菓子が私に提供してくれる価値というのは楽しさであり、懐かしさ、そして精神的な充実なわけだ。

 

人間はほとんど無意識のうちに商品を選んで購入している。

 

有名な話だが、至る所にあるスターバックスはコーヒーを提供しているわけではない。コーヒー一杯約400円でリラックスできる場所や勉強で集中できる環境、楽しくみんなでおしゃべりできる気分の良い場所や時間を提供しているのだ。

 

何故、自分がこの商品を買うのか、その商品を通して得られる価値を考えてみると面白い。

 

逆に言うと仕事をしている人であれば、自分がどんな価値を提供しているのかを考えてみると仕事の仕方が変わるかもしれない。

 

車を売っている人であれば、単に車を売っているという認識で仕事をしている人と、家族との週末や利便性の向上や自分との気分の良い取引を同時に販売しているという認識がある人だとお客様へのアプローチの仕方が変わるはずだ。

 

実際、私の友達で車の性能ではA社が良かったが、営業マンの一生懸命さや誠実さで悩んだ挙句、B社の車を買ったという話を聞いた。

 

おそらく彼は高い買い物で長期間使うから気分良く買いたいというニーズがあったのだろう。

 

最近、私は自宅で期間限定のカキ氷屋をやろうかと思っている。カキ氷が好きというのもあるが、周りに新しいことや楽しいことがなく、それを地域の人に提供したいと純粋に思ったからだ。7月~9月の3ヶ月間のみの営業。(カキ氷とわたあめの原価率は超絶低いのも有難い笑)

 

このブログを読んでくださる方がどんな仕事をしているのかは分からないが、自分の仕事だったら給料を貰う代わりに何を自分が提供しているのか考えてみると良いかもしれない。学校の先生だったら?化粧品販売員だったら?大工さんだったら?

 

おわり